長い繁忙期が終わりました。
新年から、6件の理容室、美容室の開業のお手伝いをし、2件残念ながらお断りし(タイミングが…)、やっと日常が戻りました。
そのうちの3件が、理容室でした。普段は9割が美容室の仕事をしている身としては、新しい流れがきているのだろう!と身をもって体感しました。
今回からは、その流れに乗り 東京の西の方で理容室を作ったお話を連載します。
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問い合わせを受けたのは、ブログ経由でHPの問い合わせ欄より。
・理容室の独立開業(新規出店)を考えている。
・出店予定地も決まり、業者に見積もりを依頼したが急に連絡が取れなくなり困っている。
・現場調査と、見積もりをお願いしたい。
・ディーラーさんに、こんな人がいると教えてもらった。
との事。ディーラーさん?とは何か?滝川さんに出入りしてる方か?
何度かメールでやりとりしていると下記の問題が事前にわかっている事がわかりました。
・築30年でエアコンの効きが…⇨30年は古すぎるかな…設備系の寿命は10年~と言われています。
私の体感的には20年で交換しないと、大事にときに故障したり結露し天井から漏水したりと…
(今夏も一向に交換をしないお客さんから天井から水漏れが…と。原因は古いから結露してるだけです)
・隣の区画が、ガス工事ができなく(容量不足)、電気温水器式になるかも…と。
これは、問題です。現実的に考えると、電気温水器はタカラさんのDANRYU一択なので、予算感があうか?
DANRYUは、約100万増のイメージをもってください。最高の設備だけど設置場所の確保問題とお値段を考えると、出来ればガスでやりたい。
その他、ヒアリングシートも予算感や内装イメージ(モダンにやりたい:下記の写真が送られてきた)をきちんと掴んでいる方で、バタバタな時期+ちょっと遠いのが嫌だな…けど、大丈夫かな? 問題ないかな?、と自問自答しながら東京の西の方へ電車で揺られお伺いしました。
現場は、駅から徒歩10分。4階建てのマンションの1階。
1Fは店舗が4件。左:工事中で不明。中左:今回の現場。中右:パーマ屋(おばちゃん美容室)、右:薬局 な物件。
オーナーであるIさんと、(しっかりしてそうな)奥様と挨拶をかわし、現場調査開始。
外観:デザインは古臭いがガラス面が大きく気持ち良い空間にできるそう。
店内:以前も理容室だったようで、必要最低限の設備は揃っている。
謎の給排水設備多々。
古い建物は、ベニヤ下地がよく見られます。木の反りでクロスのジョイントが割れ易いです。
丸いハンドルが歴史を物語ってますね。
給排水はあり。
分電盤は、20A?ん、何故だ?しかし線が太いから容量UPできそう。
うーむ、ガスメーターはある。電気温水器とはどうゆう事?
と調査とご要望を確認。
天井をスケルトン仕上げにしたいようで、天井裏も確認。
これは綺麗な天井裏。昔の建物なので断熱材が吹き付けられておらず、コンクリートが美しい。しかも京王電鉄施工の建物のようなので、見えない部分もしっかりしてそう。
と、開業には向いてる、Aランクな最高の物件でした。
次回の打ち合わせに向け、プランニングと概算見積もり開始です。