美容室開業の裏側|内装屋が教える失敗しないためのリアルな話

美容師の独立を、内装屋の旦那と美容師の妻、両方の目線でリアルに書いています。

他社に工事をお願いして、改めて気づいたこと

普段は自分たちで設計から現場管理まで行っていますが、最近あまりにも忙しく、ある現場を同業の内装業者さんにお願いしました。

見積もりもそのままお客様にお渡しし、当社は紹介という立場で入る形でした。(載せるのではなく引いてもらう形で)

そのとき、改めて感じたことがあります。

「会社によって、こんなに仕事の進め方が違うんだ。」

同じ工事でも、価格が大きく変わる理由

見積もりを見て最初に思ったのは、

「やっぱり高いな。」

ということでした。

もちろん、高いことが悪いわけではありません。

実際によく見ていくと、その理由が分かってきました。

例えば材料の手配。

私なら問屋さんへ直接お願いするような内容でも、別の業者を介して手配していました。

現場管理も、自分で動くのではなく、人を配置して管理する体制でした。

それなら当然、人件費や管理費が増えます。

忙しい?会社なら、このやり方は合理的なのだと思います。

私たちは、できるだけ自分でやります

当社は昔から、

  • 材料はできるだけ直接手配する
  • 職人さんと直接やり取りする
  • 現場管理もできる限り自分で行う

というやり方を続けています。

効率だけを考えれば、もっと人に任せた方が楽です。

でも、その分コストは必ず上がります。

だから私は、手間はかかっても、自分で動けるところは自分で動くようにしています。

安いことが目的ではありません

「だから当社は安いです。」

という話ではありません。

私が大切にしたいのは、無駄なコストを減らし、その分を店舗づくりに使うことです。

例えば同じ予算なら、

  • 照明をワンランク良くする
  • お客様の目に入る素材を少し良くする
  • デザインにもう一工夫加える

こういうところに予算を使いたいと思っています。

今回、自分がお客さんの立場になって気づいたこと

今回、他社にお願いしたことで、自分がお客様の立場を経験できました。

だからこそ、

「この金額にはこういう理由があるんだな。」

「うちが今まで続けてきたやり方にも意味があったんだな。」

ということを改めて実感しました。

これからも、無駄な中間コストはできるだけ減らし、その分をお客様のお店づくりに還元できるような仕事を続けていきたいと思います。

「見積もりください」が増えすぎて、ちょっと考えています。

「見積もりください」が増えすぎて、ちょっと考えています。

最近、本当に増えました。

「見積もりだけお願いします。」

「4社で比較してます。」

「まだ何も決まってません。」

もちろん、比較することは悪いことじゃありません。

僕だって会社を経営しているので、その気持ちはよく分かります。

でも、最近ちょっと思うんです。

**これ、見積もりじゃなくて設計コンペじゃない?**って。

現場へ行って。

寸法を測って。

設備を確認して。

法規を調べて。

動線を考えて。

「このお店なら、こんな雰囲気が似合うんじゃないですか?」

そこまで考えて提案しています。

これって、数字を並べる仕事じゃないんですよね。

だから、提案だけ受け取って、そのまま何の返事もないと、さすがに心が折れます(笑)。

「他社に決めました。」

その一言だけでもいいんです。

それだけで次へ進めます。

でも、何も返ってこない。

これが一番つらい。


実は最近、忙しすぎて知り合いの業者さんへ仕事をお願いしたことがあります。

でも、改めて思いました。

やっぱり自分でやりたい。

現場へ行って。

図面を書いて。

職人さんと打ち合わせして。

完成したお店をオーナーさんと一緒に喜ぶ。

そこまでやって、この仕事なんだなって。


ホームページを見ていただくと分かるんですが、トップページの写真も施工事例も、価格競争で勝ち取った仕事はほとんどありません。

あれは、一緒に何度も話をして、一緒に悩んで、一緒に作ったお店ばかりです。

だから施工写真にも、そのオーナーさんらしさが出る。

「この施工例、好きです。」

と言っていただけることがあります。

でも、それは偶然じゃありません。

時間をかけて考えたからです。

価格競争だけでは、ああいうお店はなかなか生まれません。


少し自信を持って言わせてもらうと、

設計と施工のバランスでは、うちはかなり強い会社だと思っています。

デザインだけに走るわけでもない。

安さだけを追うわけでもない。

美容室・理容室・サロンという専門分野に絞って、設計から施工まで責任を持っている。

だから、「かっこいい」と「使いやすい」と「予算」を現実的なラインでまとめることができます。

これが、うちの強みです。


だから最近は思っています。

全部の仕事を受ける必要はない。

「この人と一緒に店を作りたい。」

そう思えるオーナーさんと仕事をしたい。

その方が、絶対にいいお店になる。

うちの理念は、

「理容・美容・サロンづくりを通して幸せをかなえよう。」

この言葉は、お客様だけではありません。

一緒に仕事をする僕たちも、職人さんも、みんなが幸せになれる仕事をしたい。

そのために、これからは仕事の受け方も少しずつ変えていこうと思っています。

美容室にとって、お湯は命です

美容室づくりで意外と見落とされがちなのが「お湯」の問題です。

セット面のデザインや内装は気になりますが、お客様が毎日使うシャンプー台のお湯が安定して出なければ、良いお店とは言えません。

美容室の場合、小規模店舗でガスが使用できる環境であれば、ガス給湯器を採用するケースが一般的です。

ただし、実際の出店計画では必ずしもガスが使えるとは限りません。

最近はオフィスビル内への出店や地下物件への出店も増えており、

・建物側のガス容量が不足している
・ガス管の太さが足りない
・給湯器の排気経路が確保できない
・給気経路が確保できない
・管理規約でガス設備に制限がある

といった理由で、ガス給湯器を設置できないケースがあります。

特に地下物件では、ガス給湯器本体を置くスペースがあっても、排気や換気の問題で採用できないことがあります。

物件を見た段階では分からず、設備調査をして初めて判明することも少なくありません。

そんな時に選択肢として検討するのが電気式の給湯設備です。

以前は「美容室で電気温水器は厳しい」というイメージもありましたが、現在は性能が向上し、美容室でも十分実用的なケースが増えています。

実際に私たちが施工した美容室でも採用していますが、お客様から大きな不満やクレームはありません。

先日もメーカー担当者と話をしましたが、現在の機種は圧力性能も向上しており、以前の電気温水器のイメージとはかなり違ってきています。

実際に当社で施工した店舗では、シャンプー台2台の美容室で運用していますが、土曜日の忙しい営業日でもお湯切れを起こさず営業できているとの報告をいただいています。

もちろん、どの美容室にも同じ設備が向いているわけではありません。

大切なのは、

・シャンプー台の台数
・想定客数
・建物の設備条件
・電気容量
・将来の運営計画

を踏まえて設備を選ぶことです。

設備選びを間違えると、営業が始まってから変更するのは簡単ではありません。

逆に言えば、出店前にしっかり検討しておけば、余計な工事費やトラブルを防ぐことができます。

美容室づくりというと内装デザインばかりに目が行きがちですが、実際にはこうした見えない部分の積み重ねが、オープン後の営業を大きく左右します。

私たちは美容室専門で工事を行っているため、デザインだけでなく、給湯設備や空調設備、電気容量なども含めて計画しています。

これから出店を考えている方で、

「この物件で本当にシャンプー台が使えるのか?」
「ガスがないけど美容室はできるのか?」

といった不安がありましたら、お気軽にご相談ください。

物件によっては一般的な方法が使えないこともありますが、美容室専門で多くの現場を見ているからこそ、ご提案できる解決方法もあります。

良い美容室の作り方

美容室開業は大きなお金が動きます。

だから比較検討するのは当然です。

私もお客様の立場なら比較すると思います。

ただ、最近少し思うことがあります。

本当に良いお店になった案件ほど、実は価格競争をしていません。

「この予算でどうやったら良い店になるか」

を一緒に考えた案件の方が、結果としてお客様の満足度も高いのです。

 

逆に、

「どこが一番安いか」

からスタートした案件は、工事が終わってから後悔するケースも少なくありません。


私は美容室専門で長く仕事をしていますが、店舗づくりで一番大切なのは工事費を下げることではなく、

限られた予算をどこに使うか

だと思っています。

同じ800万円でも、

使い方によって良い店にもなるし、
もったいない店にもなります。


だから私は値引きの相談より、

「この予算なら何を優先するべきか」

という相談の方が好きです。

その方が良い店になるからです。


ありがたいことに、最近はお問い合わせも増えてきました。

だからこそ私は、

価格比較のためだけの提案よりも、

「良いお店を作りたい」

と思っている方との仕事に時間を使いたいと考えています。


美容室づくりに正解はありません。

でも私は、

デザインだけでもなく、
工事だけでもなく、
引き渡しだけでもなく、

オープンした後も含めて、

「この店を作って良かった」

と思える店舗を増やしたい。

そのために仕事をしています。

独立開業を、最初に相談すべき人は誰か

よく「最初は誰に相談すればいいですか?」と聞かれますが、
正直、順番に正解はありません。

  • お金が気になる → 税理士さん
  • 物件を探している → 不動産屋さん
  • イメージがある → 内装業者

どこから入っても大丈夫です。


ただし、ここが一番重要です

実際の現場では、

  • 物件が決まる
  • 融資の話が進む
  • 「見積もりを出してください」と言われる

👉 このタイミングで内装業者を探すケースが多いです。

そして、

👉 最初に相談した相手が、そのまま基準になります

  • 予算の考え方
  • お店の作り方
  • お金の使い方

ここが大きく左右されます。


結論

👉 「順番」より「誰に相談するか」が大事

見るべきは

  • 全体のバランスを見ているか
  • 無理のない計画になっているか
  • 後から困らないかを考えているか

👉 この視点を持っている人かどうか


途中からでも大丈夫です

  • 見積もりを取った後
  • 融資の途中
  • 物件契約前

この段階でも、いくらでも調整できます。

 

お気軽にご相談ください

 

内装工事業者の選び方

では、この中からどう選べばいいのか?

業者の種類が分かっても、ここで止まってしまう方が多いです。

結論から言うと、見るポイントはそこまで多くありません。


① 美容室の施工経験があるか

これはシンプルですが一番重要です。

美容室は

  • 動線
  • 保健所対応
  • 設備(給排水・電気)

など、普通の内装とは違う部分が多いです。

👉 「なんとなくできる」ではなく、やったことがあるか

ここは確認した方がいいです。


② 施工事例がリアルか

写真はどこも綺麗に見えます。

なので見るべきは

  • 同じような規模・業態があるか
  • 実際に営業している店舗か
  • 使いやすそうか

👉 “見た目”じゃなく“中身”を見る


③ 説明が分かりやすいか

打ち合わせをしていて

  • 話が噛み合うか
  • 専門用語ばかりじゃないか
  • ちゃんと答えてくれるか

👉 ここでストレスあると、工事中ずっと大変です


④ 無理な提案をしていないか

例えば

  • やたら高い仕様を勧めてくる
  • 逆に安すぎる
  • できること・できないことが曖昧

👉 正直に話してくれるかどうか

 

これについては、近年ホームページで200万と謳ってるのに、全然違う金額(1000万)を提示され、セカンドオピニオン的に弊社で対応しましたら、600万で完了しました。等事例があります。

 


⑤ 担当者とちゃんと話ができるか

結局ここが一番大事です。

  • 話しやすいか
  • ちゃんと聞いてくれるか
  • 一緒に考えてくれるか

👉 この人とやれるかどうか

これが合わないと、どんなに会社が良くても厳しいです。


⑥ スケジュール感を確認する

特に小規模の業者の場合、

  • すぐできるのか
  • いつ着工できるのか

👉 ここは最初に確認した方がいいです

後からズレると、開業に直結します。


最後に

いろいろ書きましたが、

👉 完璧な業者は存在しません

だからこそ

  • 何を優先するか
  • どこを妥協するか

を整理した上で、

👉 「この人なら大丈夫そうだな」

と思えるかどうかが大事です。


 

美容室の内装業者にはどんな種類があるのか?(現場目線で分けてみる)

「内装工事会社さんて、いろいろあって、正直どこに頼んだらいいのかわからないです。」と、現場調査の帰りにCAFEでお茶しながら相談されました。内装工事の会社を経営している俺に言うかーとも思いましたが、以前に書いたことあるのを思いだし、現在の私のわかる範囲で分けてみます。

 

内装業者って、全部同じに見えると思うんですが、
実際はかなりタイプが違います。

ざっくり分けるとこんな感じです。

※もう少し本音寄りに書いた記事もあるので、気になる方はこちらもどうぞ
👉 ↓10年前の記事

https://blog.hatena.ne.jp/tokeizikake/tokeizikake.hatenadiary.jp/edit?entry=10257846132682050655

 

① 大手メーカー系

・デザイン、品質ともに安定
・ショールームが充実
・メンテ体制も強い

👉 とにかく安心。ただし高いです

「絶対に失敗したくない」「予算に余裕がある」方向け

セット椅子、シャンプー台、給湯器と、既製品はTBを絶対選ぶ方は多いです。

 


② 中規模の美容室専門会社(インスタ・集客強い系)

・デザイン力はある
・集客や見せ方がうまい
・勢いがある

👉 担当者によって差が出やすい

実際に同じ会社でも
「いいな」と思う現場と
「もう少しやればいいのに」と思う現場、両方あります

私もインスタをかなり勉強させていただきました。


③ 小規模の美容室専門工務店(※私もここ)

・現場経験が豊富
・柔軟に対応できる
・コスト調整しやすい

👉 良くも悪くも“人”で決まる

あと、

👉 件数をたくさんは受けられないので、スケジュール調整は必要です


④ 老舗の美容室系デザイン会社

・安定した施工
・長年の経験

👉 安心感はあるが、探すのが難しい

紹介ベースが多い印象です
職人もベテランが多く、堅実に作ります。

私も以前に所属していました。仕事が基本的に紹介頼りで、インターネットの社会で先があるのか?と考え転職しました。

 


⑤ 地元の工務店

・建築技術はしっかりしている

👉 美容室のノウハウは弱い

何か起きたときに
「店舗特有の問題」に対応できず大変になるケースもあります

 

検索でみつけた解体工事会社に依頼した結果 の例

tokeizikake.hatenadiary.jp


⑥ 知人・職人への直接依頼

・距離が近く、相談しやすい

👉 正直、あまりおすすめしません

部分工事ならいいですが、
全体を任せるとバランスが崩れやすいです

・クレームが言いづらい
・人間関係が崩れる
・ルールが守られない

実際、このパターンでうまくいかず、駄目でした...と相談されることもあります


⑦ マッチング・紹介サービス

・比較しやすい
・たくさん見積もりが取れる

👉 中間コストは発生します

「とにかく比較したい」方には向いてます


⑧ 設計事務所+施工会社

・デザイン性が高い
・コンセプト重視

👉 いいものはできる

ただし、

・使い勝手
・コスト

とのバランスは考える必要があります


まとめ

それぞれに特徴があるので、

👉 どれが正解ではなく、自分に合うかどうか

で選ぶのが大事です。


次に考えること

では、この中からどう選べばいいのか?

👉

tokeizikake.hatenadiary.jp

美容室のシャンプー水圧が弱い原因と改善方法|加圧ポンプで解決した事例

■結論:水圧が弱い原因は「給湯器の能力不足」でした

先日、蒲田の美容室様より
「シャンプー台を2台同時に使うと水圧が弱くなる」というご相談をいただきました。

実際に現地を確認したところ、原因は明確でした。

給湯器が16号だったため、能力不足でした。


■状況整理(よくあるパターン)

・シャンプー台:2台(ビューティーガレージ製)
・1台使用 → 問題なし
・2台同時使用 → 水圧が極端に低下

この症状、かなり典型的です。


■正直な話:16号は美容室では足りません

一般住宅向けの感覚で施工されているケースだと、
こういうミスマッチがよく起きます。

美容室の場合は

  • 同時使用前提
  • 安定した水量・水圧が必要

なので、16号ではほぼ確実に不足です。


■今回の解決方法

今回は条件が良かったため、

給湯器の交換ではなく「加圧ポンプの増設」で対応しました。

施工内容はシンプルです。

  • 室内設置の給湯器の下に加圧ポンプを設置
  • 圧力を底上げ

■結果

施工後は、

👉 タカラベルモントのDANRYUレベルの水圧まで改善

お客様からも

「やっとちゃんとシャンプーできる」

と、かなり喜んでいただけました。


■工事概要

・工事時間:約半日
・費用:約30万円弱(税別)

※条件により大きく変動します


■注意点:全てのケースでできるわけではありません

ここは正直にお伝えしておきます。

今回うまくいったのは、

✔ 給湯器の位置
✔ 配管条件
✔ 電源確保

などの条件が揃っていたためです。

過去には

「水が細すぎてそもそも加圧しても意味がない」

というケースもありました。


■よくある失敗

今回のように

「住宅メインの業者が施工した場合」

  • 給湯器容量の選定ミス
  • 美容室特有の使用状況を考慮していない

ということが起こりがちです。


■まとめ

美容室の水圧問題は

👉 給湯器の能力 or 圧力設計の問題

であることがほとんどです。

そしてこれは、

👉 美容室専門の知識がないと見落とされやすい部分

でもあります。


■最後に

同じように

「シャンプーの水圧が弱い」

と悩んでいる方は、
条件次第で今回のように改善できる可能性があります。

ただし、現場ごとに状況は全く違うため、
まずは一度状況を確認させていただければと思います。

ガスなし物件でも美容室はできるのか?電気温水器で実際に検証してみた

2025年の年末にご相談がありました。

「千駄ヶ谷でガスがない物件で美容室を開業したい」という内容でした。

ガスがない物件の場合、一番問題になるのが給湯です。
美容室はシャンプーがあるので、お湯が使えないと成立しません。

物件は契約済み。古いビルで電力に余裕なし...正直、最初は「どうするんだろう」という状態でした。単純に電気温水器を入れるだけでは難しそうな状況でした。

そこで改めて電気業者にも同行してもらい、検討。
動力側に余裕があったため、そちらをうまく活用して電力として使う方法で対応しました。

※これは全ての物件でできる方法ではないため、必ず専門業者への確認が必要です。

今回は三菱のダイヤホットを採用し、
さらに追い焚き機能のある仕様で運用しています。

使った分を補いながらお湯を作るイメージです。

オープンから約1ヶ月後、実際の使用状況を確認しました。

その結果、

1日最大16名のシャンプー対応を行い、それでもタンク内のお湯は半分残っていた
とのことでした。

セット面は4面程度、スタッフは3〜4名での運用です。

おそらく同時使用が分散されていることや、
温度設定を高めにして使用量を調整していることも影響しています。

今回の結果から分かったことはシンプルです。

ガスがなくても美容室は成立します。
電気温水器でも、きちんと設計すれば問題なく運用できます。

ただし、

  • 容量の選定
  • 同時使用のバランス
  • 温度設定
  • 配管計画

このあたりを間違えると成立しません。ここはかなり重要なポイントです。

ガスがない物件で悩んでいる方は多いと思いますが、条件が合えば十分に対応可能です。

 

美容室開業で一番多い「もったいない相談」について

ありがたいことに、最近は美容室開業のご相談を多くいただいています。

その中で、少しだけ気になった相談のパターンがありました。

それが
「物件未定・1年以上先・とりあえず見積もりが知りたい」
というケースです。

正直に言うと、この状態での見積もりは、ほとんど意味を持ちません。


■ なぜ見積もりが出せないのか

内装工事は、物件の条件によって金額が大きく変わります。

例えば、

  • エアコンがあるかないか
  • トイレがあるかどうか
  • 給排水がどこまで来ているか
  • サッシや間仕切りの状況

これだけでも、100万円単位で金額が変わることは普通にあります。

同じ「40㎡の美容室」でも、
条件次第でまったく別の工事になります。

なので、何も決まっていない状態で出した見積もりは、
👉 参考にはなるけど、判断材料としては弱い
というのが正直なところです。


■ それでも見積もりを知りたい気持ち

もちろん、

「どれくらいかかるのか不安」
「予算感を知りたい」

という気持ちはよく分かります。

その場合は、あくまで
👉 “ざっくりした目安”としての概算
であればお出しすることは可能です。

ただし、その金額は
👉 簡単に上下する前提の数字
になります。


■ 一番大事なのは「物件」です

美容室の内装は、
👉 物件で9割決まる
と言ってもいいくらいです。

なので順番としては

  1. 物件をある程度絞る
  2. 設備状況を確認する
  3. そこから見積もり

この流れが一番無駄がありません。


■ 実はヒントは全部出しています

ちなみに、こういった内容は
これまでのブログでもかなり詳しく書いています。

・どんな物件を選べばいいのか
・何があるとコストが下がるのか
・逆に何があると危険なのか

このあたりは、開業前に知っておくだけで
数十万円〜100万円以上変わることもあります。

 


■ まとめ

見積もりを取ること自体は大事ですが、
順番を間違えると、逆に遠回りになります。

  • 物件未定での見積もり → 精度が低い
  • 条件整理してからの見積もり → 精度が高い

この違いはかなり大きいです。


正直なところ、
何も決まっていない状態での見積もりは、ほとんど意味がありません。

ただ、それでも不安だから知りたいという気持ちはよく分かります。

だからこそ、まずは「物件」と「条件整理」から考えることをおすすめします。