出来るだけ安く美容室を開業したいKさんとの出店開業記録-2 川崎での現場調査編
ショールームでの打合せから3日後、川崎の某所にて現場にて調査を兼ねて打ち合わせを行いました。
川崎からバスに揺られ20分のの某商店街の一角。新築のアパートの一階の道路に面している物件。挨拶を交わして、さっそく調査へ。
奥行きが4.37m、横幅が3.43m、高さ2.8mの部屋面積が14.98㎡(4.53坪)のかなり高さには余裕があるが、法律的に問題ありな(かなり狭い)店。
・作業室の面積 13㎡以上<13.89㎡、作業室に含まないトイレは1.09㎡。
・待合面積 13.89/6=なので2.315㎡以上必要なのですが、保健所と相談の上、待合スペースが無しとするので問題なし。(待合の考え方については、地域により違うので各保健所に確認して下さい。)
今回は事前に施主さんが保健所に相談してOKをもらってました。
・椅子の台数 作業椅子を3台まで<セット椅子2台、シャンプー椅子1台なのでOK。
内装的なチェック項目
・天井:すでにクロス仕上げの天井あり.....
・壁:すでにクロス仕上げの壁あり..........
・看板:面白い外観。考えれば良いの出来そう。と思ったら知り合いがいる。との事
⇒.......了解しました。
・エントランスまわり:引違いのサッシ有り.....
総評:うーん。やる事が無い.........
設備的なチェック項目
・電気設備:既存で30Aの分電盤設置済み。照明器具は50W程度の天井付シーリング×2台。各所に事務所仕様の普通型コンセントあり。
⇒ドライヤーを2台同時に使うとブレーカーが落ちるかもしれないけど、まあOK。
落ちたら対応します。電線が隠ぺいできないから、露出になってしまいますが。
・給排水設備:水洗トイレのみ有り。シャンプー等の排水口は室内に無し。
外部には、汚水桝があり。
⇒給水・排水をどうするかで問題あり。
シャンプー台の排水は、重力で勾配の傾く方へ流れるので、
①床上げをせず露出配管をしトイレの汚水管に接続。露出パイプ部分は木工でカバーを作り隠す。(cachecache参照)
②シャンプーまわりのみ床上げを行い配管し、トイレの汚水管に接続。
③店舗全体の床を上げ配管し、トイレの汚水管に接続。
④床のコンクリートをはつり、直接下水管に繋げる。
コスト・手間ともに①<②<③<④になることを説明。
・空調設備:エアコンは無いけど100V用のエアコン用コンセントがあり。
⇒駅前の大型電気店のチラシを持参で、この位の値段で出来ますか?と聞かれたので、無理です。と。ブレーカーの容量が小さいから不安だけど、お任せに。
・ガス設備:勝手口側に家庭用のガス接続口。
⇒シャンプー台1台とカラーラボ程度であれば、16号一台でOKではと提案。
(値段見て、変わらなければ20号に)
・換気設備:トイレにのみ、小型換気扇あり。
⇒カラーラボの上に、1台設置してほしいとの事。問題なし。
・弱電設備(電話・インターネット):(多分引っ張れば使える)リード線有。
⇒多分、問題なし。
総評:気が利いた建物でおまけに新築なので、やり易い。
以上で現調終了。「なるべく予算をかけたくない」との事なので、それを第一に考えPLAN+見積もりしますとお約束。概算でどのくらいになりますか?と一番困る質問が。
50万~100万位とあいまいに答えて、一週間後位に再開の約束をし岐路につきました。