事務所の片付けをしてましたら、紛失したと思っていた資料を発見しました。
オーナーさんから頂いたイメージ。
勉強家の方なのでびっしりの書き込みです。
ここまでイメージを描いてくれた方は初めてです。頭の中できっちりシュミレーションや導線を考えいています。
僕も現場の声が知れて勉強になります。僕より考えてますもん...
寸法的に無茶がある部分は直して。と イメージは提案して欲しい。と
で、出来上がったのが 前回も載せた
です。図面化していき
ここからはデザイナーである私の領域
まずは
①商品:どんなカットが得意なのかや、どこに特に力を入れているのかを。
今回だと:髪質と生活スタイルに合わせて簡単にスタイリングできるようなお手入れをご提案 と。
②客層(ターゲット)を考えます。図面を見れば読み取れますね。
何年も経営してついた固定客さんには、ゆったりとしてもらい。
以前は無かった個室やファミリー席を設ける。レンタル用のスペース(今回はネイル)を店内に設け異業種ともコラボして、新規獲得を。
(実は、この店舗はもう一つ 斜め上のコラボをします。今後のお楽しみに。)
新規の獲得が、皆さんご存知だと思いますが 経営していく上で大事ですね。
独立し、身にしみて感じています。年5%は入れ替えていかなくてはいけない!ってのは真理かもしれません。
③そして以外と大事な、将来の方向性も確認。
今はヒアリングシートで書いてもらってます。以外と大事なんです。
①、②、③の必要な要素に、ここからはデザイナーである私のスパイスを
今回でしたら、打ち合わせの中で知ったオーナーさんの雰囲気や趣味思考をデザインに反映し。
その当時のデザインのトレンドも含ませます。
そして最後に、上記を ※※※※※※※※※※ (ここは内緒です。)
で、デザインされたお店になります。
工務店や大工、考えてないデザイナーが作るお店は、※※※※※※※※※※なので、カッコ悪いんです。持論ですが。
と、全部任せてくれても良いんですが、自分でも考えて意見を重ねる行為が、良いお店を作るために必要なので ガシガシ提案してください!
(また、余談ですが先日見た QUEENの映画ボヘミアンラプソディでフレディは仲間と意見を交わさず自分の音楽をとことん追求したい!でソロになり、演奏は上手なスタジオミュージシャン達とと音楽を作り上手くいかなかった...と。YESマンしか周りにいなく、仲間と喧嘩して意見した行為は必要だった。と言ってました。)
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上記のデザインのための手法は尊敬するデザイナーさんのトークショーで知りました。
私が店舗デザイナーになると決めたのは、20歳で裏原宿(死語ですね)のNOWHERE BAPEを見て「俺もこんなの作りたい!!!」の単純な気持ちが始まりです。あれから、18年。
少しは近づけてるか...偉大さが近づくほどわかってきて、一時は近ずいたと思えた背中は遥かに彼方に...