各種契約、近隣挨拶等も住んだので、工事を開始します。
工事は約2週間。「そんなに早くできるんですか!?」⇨工事は段取り8割です。
既存床の塩ビタイルを撤去し、モルタル面のノリ等を綺麗に磨き上げ。
なんと、床の剥がし+磨き上げの専門業者がいます。すごいですね、東京。
持ってる道具が違うので、早い早い。
壁面・天井の解体。既存の天井照明器具の撤去。予想通り綺麗な天井が出てきました。
築30年くらいの古い建物だと、保温がされてないので、寒いですが綺麗です。
今の建物は、保温の為にロックウールが吹き付けられていて、処理が大変です。
間仕切りの再作成、各種配線・配管と進め(写真取り忘れ)
落ち着いたところで、施主さんにDIYで床のクリア(仕上げ)を塗ってもらいました。
並列で外部工事も進めて行きます。塗装の一番の敵 シリコン が大量についていたので処理し、隣との区画の仕方も考え塗装の範囲を決めます。(左:美容室。中:BARBER(理容室)。右:昔ながらのヘアサロンと3件並びます...)
店内の仕上げ。クロス、天井スケルトン、セラミックタイル貼りと進めます。
配管カバーを兼ねた家具を設置し、シャンプーベシンを取り付けていきます。
ここでも、美しく見えるディティール(目地のバランス、壁面の見切り)は常に研究しているので応用し実践します。(私はこの部分を一番大事に考えます。底目地やら天板の厚みの拘り、配管の見せ方とここで作る側(人)のセンスがでます。)
外部:固定式の三角テント。アクリル切り文字を取り付けます。
2週間後、多少のトラブルはあったものの、解決し 私のイメージ通り完成です。
と、以上で完成。
施主さんが用意する、備品も届き始め、開店へのカウントダウン。
サッシ:既存アルミサッシの上、アイアン塗装。
サイン:リシン吹付仕上げ再塗装の上、アクリル切り文字。
テント:固定式テント 墨黒色。
サインポール:施主購入支給品 取り付けのみ。
(なんと、このサインポールをこの現場の次にやった六町理容室の施主(女性)の旦那さんが、中国で作り輸入していることが判明。)
ロゴ:施主の知り合いのデザイナーが作成。
(グラフィックデザイナーって職業があることからわかると思いますが、簡単そうに見えますが、きちんと考え抜いています。綺麗です。)
天井:既存ジプトーン撤去の上、整理。スケルトン仕上げ。
壁:一般部普通 白クロス仕上げとポイント ボーダークロス貼り。
セット面部壁面:セラミックタイル貼り。(タイルとミラーが凸凹しないよう、フラットに美しく見えるよう、タイルに合わせミラーをオーダーメイド。間が抜けないように、黒の見切りをぐるりと。
床:既存塩ビタイル撤去の上、磨き上げ。ウレタンクリア塗り仕上げ。
什器:シャンプーバック 什器はオーダーメイド。受付カウンター・カラーラボは事務用の既製品什器に化粧シート貼り仕上げ。
クローク部:スリット入りスチールパイプ40角に可動木棚。
セット面横. 店販部:パイン集成材オイルステン仕上げ。
天井照明:照明設計:株式会社ユニティー 安くおしゃれに見える、矢口式で計画。
エアコン:施主指定業者。(ネットで検索。勝手にやられ面倒でした。)
イメージ:クール・インダストリアル・男らしさ
設計・デザインのポイント:駅から10分、イオンから5分と好立地な物件。両隣が美容室、昔ながらのヘアサロンと似た業種が3軒並ぶので異差をつける。
コンクリート打放しの床と吹き抜けの天井。対比するように黒色をポイント。
無機質な材料を使い組合せ、品の良さやちょっとした可愛さを感じれる空間に。
天井が高く、居心地の良い 男の隠れ家に。