昨日のブログで、建築工事では安かろうは悪かろうの可能性について書きました。
今日、ただいま監理をしているテナントの雨漏り工事で、まさにこれという例があったので紹介します。
ロードサイドの携帯ショップが以前から雨漏りがひどく、一応信用できる業者さんということで大家さんに紹介してもらいました。何十年もメンテナンスをしていないようでキリがなさそうなので特にひどい箇所を施工してみて様子を見たいと正直に伝え、金額・工事内容に納得してもらったうえで工事を依頼されました。
何十年と何のメンテナンスもしていない建物でした。
①屋根工事 錆びた屋根材の上に、もう1枚上張りし雨の侵入を防ぎ......
↓なんと、
材料が足りなかったのか何なのか分かりませんが、一部屋根がありませんでした。
ベニヤでとりあえずやっちまえって感じで隠してありました。
②壁のシリコンも打ち変えて雨の侵入を防ぐため一時撤去してみたところ
・壁面も防湿シートが入っておらず、下地(ベニヤ)がむき出し...
・壁材もビスできちんと固定されていない.....
施工業者さんは、天下のダ〇ワハウ〇さんです。
考えられるのは、
発注時に寸法を間違え⇒見られなきゃバレない⇒ベニヤで塞いでおけ⇒引き渡し⇒永遠の雨漏り
という感じな 分かりやすい、建築は人(担当者)次第なタイムリーな例でした。
ワイドショーでは都知事の舛添さんが追い詰められてます。
一つ嘘をつくと重ねて嘘をつき...の典型的な例ですね。
彼から学べることは、失敗したときはミスを認め、誠意を持ちきちんとした対応をすることが一番だってことですね。